地獄のいじめ→生活破壊・人格破壊・家族破壊--------→再生へ 2023-11-02 (Thu) ✎ Read this article 「生きるぼくら」 原田マハ著 徳間文庫この「いじめ・被害」の姿を読んでいると平常な気持ちでいられなくなり、もし加害者と被害者のどちらか一方が、恐怖に打ちひしがれて寝床から顔を出すこともできない時間を過ごさなければならないとしたら、被害者ではなく加害者の方こそ、罪の意識や社会的制裁の厳しさによって恐怖に打ちひしがれて目も明けられない時間を過ごすべきだと思いました。加害者らの言動は、我が国の現在の法律... … 続きを読む * Category : 小説 Comment-open▼ Comment-open▼ * Comment : (0) * △ Comment-close▲
いじめ、セクハラ、パワハラ等、私たちの周りには、弱者をぎりぎりまで追い詰める地獄のシステムがある。 2023-10-21 (Sat) ✎ Read this article 「ハリネズミは月を見上げる」 あさのあつこ著 新潮社学校、職場、通勤通学列車内等々人が集まる場において、弱者に襲い掛かろうとする自己の言動を掣肘しようとし、そして掣肘できるだけの力を持った勢力がそこにないことを見計らって、弱者に襲い掛かる輩がどこにでもいます。反撃ができない被害者は次第に追い詰められていき、はては自殺、人格破壊、人間恐怖、人間嫌い、引きこもり等にまで行きついてしまうこともあります。... … 続きを読む * Category : 小説 Comment-open▼ Comment-open▼ * Comment : (0) * △ Comment-close▲
絵画「ゲルニカ」を巡る思い 2023-10-09 (Mon) ✎ Read this article 「暗幕のゲルニカ」 原田マハ著 新潮社 絵画「ゲルニカ」の作者ピカソとこの絵を守り抜こうとした人達の思いと願いに私も寄り添いたいと思いました。 スペイン内戦→第二次世界大戦→9・11同時多発テロ→イラク戦争こうした戦争、テロ等暴力、殺し合いによる勝者が以後社会の権力を掌握するという人間の営みについては、ここでは到底お伝え出来ない思いをもっています。残念であり、これを抜け出す道はないものかと思っていま... … 続きを読む * Category : 歴史小説 Comment-open▼ Comment-open▼ * Comment : (0) * △ Comment-close▲
幕末、ときの人達の思いと振舞い 2023-10-09 (Mon) ✎ Read this article 「大獄―西郷青嵐賦」 葉室麟著 文藝春秋 幕末、維新前夜、西郷吉之助に焦点を当てながら、鎖国政策を続けて来た幕府が統治する我が国に迫る異国の力、これにどう対応するのかを巡る攘夷勢力と開国勢力とのせめぎあい、さらにときの将軍継嗣問題についての一橋慶喜を押す勢力と紀州慶福を押す勢力のせめぎあい、など焦眉の問題が織りなす中、幕府及び朝廷がどのように動いたか、島津の斉彬、福井の松平春嶽、水戸の斉昭らの動... … 続きを読む * Category : 歴史小説 Comment-open▼ Comment-open▼ * Comment : (0) * △ Comment-close▲
胸を突かれて涙がとまりませんでした 2023-10-07 (Sat) ✎ Read this article 「キネマの神様」 原田マハ著 文春文庫 舞台は日本の東京。映画と映画館が好きな、どこにでもいそうな人達の人間ドラマです。---------終わりの方になって、ドキドキしてきてしまい、涙がこぼれて仕方がありませんでした。---------人の間の心の暖かな交流、それも、かつて敵国として戦争相手国である人の間に生まれた暖かな交流に胸を突かれてしまいました。... … 続きを読む * Category : 小説 Comment-open▼ Comment-open▼ * Comment : (0) * △ Comment-close▲